FP試験は日本FP協会ときんざいでどう違う?実技・難易度を徹底比較!

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FP試験は協会ときんざいでどう違う?タイプ別の選び方も解説!

FP(ファイナンシャル・プランナー)試験を受けるには、「日本FP協会」か「きんざい(金融財政事情研究会)」のいずれかの団体を選ぶ必要があります。しかし、「どっちを選べばいいの?」「何が違うの?」と迷う人は少なくありません。

本記事では、両者の違いを初心者にもわかりやすく整理。実技試験の出題傾向や難易度、CBT対応の有無、向いている人のタイプなどを徹底比較します。どちらを選ぶべきか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

ファイナンシャルプランナーに興味が出た方はFP資格について詳しく紹介しているこちらの記事をおすすめします!

目次

【結論】日本FP協会ときんざい、結局どっちを選ぶべき?

FP試験を実施する2つの団体、「日本FP協会」と「きんざい(金融財政事情研究会)」には、いくつかの明確な違いがあります。どちらで受験しても国家資格である「FP技能士」の認定が受けられますが、実技試験の内容や出題傾向、試験方式に違いがあるため、目的や学習スタイルに合わせて選ぶことが大切です。

FP試験の実技団体、どちらを選ぶべきか迷ったら…、以下の表を参考に判断してみてください。

あなたのタイプおすすめ団体理由
FP試験が初めて日本FP協会出題形式がやさしく、マーク中心。CBTで受験しやすい。
忙しい社会人日本FP協会CBT対応で、日程や会場を自分で調整できる。
独学で学習する予定日本FP協会問題の癖が少なく、市販の教材も対応しやすい。
金融・保険業界に勤務きんざい実務に近い出題。業務に即したスキルが身につく。
試験に計算や記述で挑みたいきんざい記述式中心で応用力を問われる内容が多い。
将来CFP資格を目指したい日本FP協会CFP資格との連携があり、ステップアップしやすい。

日本FP協会ときんざいの基本情報

FP技能検定は国家資格ですが、その運営は国(厚生労働省)に登録された指定試験機関が担っています。現在、試験を実施しているのは「日本FP協会」と「きんざい(金融財政事情研究会)」の2団体です。

日本FP協会(Japan Association for Financial Planners)

  • 設立:1987年(任意団体)、1992年に社団法人化
  • 目的:FP普及・育成、一般生活者のマネーリテラシー向上
  • 主な活動
    • FP試験(3級・2級)の実施(実技=資産設計提案業務)
    • 上位資格「CFP®(国際資格)」の認定・研修
    • ライフプランセミナーや相談会などの啓発活動

特徴:

  • 広く一般向けの教育・啓蒙を重視しており、初心者・独学者に適した試験運営
  • CBT(コンピュータ受験)にいち早く対応し、柔軟な受験スケジュールが可能
  • 上位資格としてCFP®資格へのステップアップも用意されている

金融財政事情研究会(きんざい/KINZAI)

  • 設立:1955年(金融庁・日銀の後援を受ける公益法人系)
  • 目的:金融・保険業界向けの専門教育と出版
  • 主な活動
    • 銀行・証券・保険などの資格研修・書籍出版
    • FP試験(3級・2級)の実施(実技=個人資産相談業務、保険顧客資産相談業務 など)

特徴:

  • 金融・保険・証券業界向けに最適化された実務的な出題傾向
  • 実技試験は記述や計算が中心で、現場対応力を試す設計
  • CBT非対応で、紙試験のみ(全国の指定会場で実施)

試験情報の違い|出題形式・難易度・試験方式を比較

比較項目日本FP協会(資産設計提案業務)きんざい(個人資産相談業務)
出題形式マークシート形式(選択式)記述式・計算問題中心
内容傾向幅広い分野をバランスよく出題計算・税務・保険が多め
難易度標準(独学者にも対応)やや高め(実務寄り)
CBT対応あり(3級・2級)なし(会場試験のみ)

実技試験は合格率にも影響する大きなポイント。特に2級以上では「きんざいの方が難しい」と感じる受験者が多く、独学では日本FP協会を選ぶケースが多いです。

出題傾向・学習スタイルに合うのはどっち?

  • 日本FP協会は、初心者・独学者に配慮された出題形式が特徴です。問題は選択式が中心で、幅広い知識を問われる一方で、極端な応用問題は少なめです。
  • きんざいは、金融機関などの実務に直結する内容が多く、計算や記述の比重が高めです。金融業界に在籍している人や職務上必要な人に向いています。

CBT対応の有無・試験スケジュールの柔軟性

項目日本FP協会きんざい
CBT方式対応(3級・2級)対応なし
試験会場全国のテストセンターで選択可指定会場のみ
日程変更の柔軟性高い低い

CBT(コンピューター試験)に対応している日本FP協会は、忙しい社会人でも自分の都合に合わせて受験できるのが大きな魅力です。受験地・日程が選べるため、学習スケジュールも組みやすくなります。

合格率の違いはある?

FP技能検定の学科試験は、どちらの団体でも出題内容が同一のため、合格率に大きな差はありません。
しかし、実技試験に関しては「きんざい」の方がやや難易度が高く、合格率が低い傾向にあります。これは記述式や計算問題が多いためで、準備が不十分だと得点を落としやすくなります。

まとめ|迷ったら日本FP協会。目的に応じて選択を

日本FP協会ときんざいは、どちらも国家資格「FP技能士」を取得できる正規の試験機関です。しかし、出題形式や実技の傾向には明確な違いがあります。
特に独学や初受験の方には、日本FP協会が安心して挑戦しやすい選択肢です。
一方、業務上FP資格が求められる場合や、実務力を鍛えたい方は、きんざいも視野に入れると良いと思います。

よくある質問(FAQ)

Q1. 日本FP協会ときんざい、どちらで受けても同じ資格ですか?

→ はい。どちらで受験しても「FP技能士」という国家資格の効力に違いはありません。ただし、試験形式や実技内容に違いがあります。

Q2. 実技試験はどちらの方が難しいですか?

→ 一般的にきんざいの実技試験は記述式で計算問題が多く、日本FP協会よりも難易度が高いとされています。

Q3. CBT試験を受けたい場合はどちらを選べばいいですか?

→ CBT試験に対応しているのは日本FP協会のみです。3級・2級ともに、パソコンでの受験が可能です。

Q4. 途中で団体を変えることはできますか?

→ 原則として、受験の際に選んだ団体で完結しますが、2級を他団体で受けることも可能です。ただし、3級と2級で連続受験する場合は同じ団体の方がスムーズです。

Q5. 金融業界を目指しているなら、きんざいの方が良いですか?

→ 金融業界ではきんざいの方が実務に近い問題が出題されるため、業務に即した学習をしたい方には適しています。


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