【実践中#2】AI管理で挑むITパスポート合格ロードマップ|プロンプト改善で学習効率アップ

AI勉強法実践記録_ITパスポート合格ロードマップ

AIは使い方次第?プロンプト改良の効果と反省|ITパスポート挑戦日記【第2週】

先週に引き続き、AIツールと参考書を組み合わせたITパスポート学習を続けています。今週は特に、参考書とChatGPTでの勉強を組み合わせたことで、学習効率がグッと上がったと実感できた1週間でした。

通勤時間やスキマ時間をフル活用しながら、一問一答クイズ・キーワード記憶などをChatGPTに最適化プロンプトで依頼。結果として、弱点克服+理解の深まり+継続しやすさの三拍子がそろってきた実感があります。

ITパスポートの勉強を開始した第1週の挑戦記録から読みたい方はこちら ⇒ AI診断で弱点発見!|ITパスポート挑戦日記【第1週】

目次

AI学習1週目での気づき

1週間AI学習を実施したことで効果や課題が見えてました。2週目を始める前に課題を改善していきたいと思います。

診断テストプロンプトの改善

スクロールできます
現在のプロンプト課題
AI診断は問題数=診断精度のため30問で実施
回答はa,b,c,a,…の形式で解答
ストラテジ/マネジメント/テクノロジを一括テスト
30問の出題に時間がかかる(1~2分)

回答も含めると時間が必要

  ⇒隙間時間のテストに不向き
問題数が多く回答番号やAI採点にズレが発生

現在のAI診断プロンプトには上記のような課題があると感じたので、プロンプトをさらに改良しました。

診断テストプロンプトの改良
  • 1問ずつの出題に変更、つまり一問一答形式で出題
    • 短時間で出題→回答を繰り返し可能。直ぐに正誤も確認でき隙間時間を最大限活用
    • 回答数が30問に達した時点で全体の採点と弱点診断を実施
  • 出題文字数を質問文200文字以内、選択肢100文字以内に変更
    • より複雑な問題や選択肢での出題が可能
クリックで見る 診断テストプロンプト【改良ver】
ChatGPTにコピペでOK!
あなたはITパスポート試験のプロ試験官です。以下の条件で模擬試験を実施してください:

### ステップ1:出題
■ 出題要件:
1. シラバス令和6年度版に準拠
2. 出題比率:ストラテジ35%/マネジメント25%/テクノロジ40%
3. 問題形式:四肢択一(正答1つ)、一問一答形式、回答入力後に正誤判定と解説
4. 問題数:合計30問(分野バランス考慮)

■ 出力形式:
【問題1】
質問文(200字以内)
A) 選択肢1(100字以内)
B) 選択肢2
C) 選択肢3
D) 選択肢4

### ステップ2:回答
私が回答を入力します

### ステップ3:正誤判定と解説
1. 正誤判定
2. 解説:300文字以内で問題を解説、選択肢についても100文字以内で解説

### ステップ4:採点
■ 採点要件:
1. 分野別正答率計算
2. 誤答パターン分析
3. 重要度評価(シラバス頻出度)
"""

### ステップ5:弱点診断プロンプト
"""
■ 入力データ:
| 分野       | 正答率 | 代表誤答例          | シラバス分類 |
|------------|--------|---------------------|--------------|
| セキュリティ | 45%    | ファイアウォール設定 | SEC-03       |
| 会計       | 60%    | ROI計算             | STR-05       |

■ 診断要件:
1. 根本原因特定:
   - 誤答例から知識ギャップを推定
   - 例:「ファイアウォール設定誤答」→「静的/動的フィルタリングの区別不足」

2. 優先度評価:
   | 評価軸       | 重み |
   |--------------|------|
   | 出題頻度     | 50%  |
   | 他分野への影響 | 30%  |
   | 正答率       | 20%  |

3. 学習計画生成:
   - リソース指定(公式テキストページ)
   - 時間配分
   - 達成目標(例:2週間で正答率75%→90%)

■ 出力形式:
### 診断レポート
**重点分野1**: 情報セキュリティ(SEC-03)緊急
- 根本原因: パケットフィルタリングの種類理解不足
- 学習プラン: 
  | 日次 | タスク              | 目標            |
  |------|---------------------|-----------------|
  | Day1 | 静的フィルタリング  | 特徴3つを暗記   |

**予測合格率**: 現在62% → 対策後85%↑
"""
クリックで見る 【プロンプト実行例】試験問題出題Step

【問題1(ストラテジ系:経営戦略)】
企業が自社の強みを活かして競合との差別化を図り、特定の市場で優位性を確立するためにとる戦略はどれか。

A) コストリーダーシップ戦略
B) 差別化戦略
C) 集中戦略
D) 成長戦略

b

正解です!

解説(全体:195文字以内)

差別化戦略とは、他社にはない独自の価値を提供することで、顧客に選ばれることを目指す戦略です。品質、ブランド、サービス、技術などの強みを活かし、価格競争に巻き込まれずに収益を確保できます。これはポーターの3つの基本戦略の1つです。

選択肢ごとの解説(各100字以内)

A) コストリーダーシップ戦略:業界内で最も低コストを実現し、価格競争で優位に立つ戦略です。
B) 差別化戦略:商品やサービスに独自性を持たせて他社と差別化し、顧客の支持を得る戦略。
C) 集中戦略:特定市場・顧客層に資源を集中し、ニッチな分野で優位を確保する戦略。
D) 成長戦略:新市場進出や新製品開発などで売上や事業規模の拡大を目指す戦略。

【次の問題を出題します】

【問題2(マネジメント系:プロジェクトマネジメント)】
プロジェクトマネジメントにおいて、作業の順序関係や依存関係を明らかにし、スケジュール作成の基礎となる図はどれか。

A) マトリクス図
B) ガントチャート
C) PERT図
D) ヒストグラム

クリックで見る 【プロンプト実行例】採点Step

これで全30問が終了しました!

次に進みましょう:

ステップ4:採点

以下の要件に従い、採点と分析を行います。

  1. 分野別正答率計算(ストラテジ35%/マネジメント25%/テクノロジ40%)
  2. 誤答パターン分析
  3. 重要度評価(シラバス頻出度)

採点してよろしければ、「採点して」と入力してください。

採点して

了解しました。それでは、模擬試験30問の結果を集計・分析します。

ステップ4:採点結果

1. 分野別成績集計(出題構成:全30問)

分野出題数正解数正答率
ストラテジ系11問10問91%
マネジメント系8問6問75%
テクノロジ系11問8問73%

2. 誤答パターン分析と代表例

分野誤答内容想定される知識ギャップ
マネジメント系問題管理(ITIL)インシデント管理と問題管理の役割の違い
テクノロジ系ARPとDHCPの混同IPアドレス関連プロトコルの役割の理解不足
テクノロジ系HTTPとFTPの混同各プロトコルの利用用途と役割の基礎整理が必要
マネジメント系モニタリング vs テストの混同品質管理プロセスにおける活動の目的理解の浅さ
ストラテジ系ROIと回収期間法の違いIT投資評価指標の種類と使い分けへの理解不足
ストラテジ系ISO規格の制定団体をIEEEと誤認国際標準化団体の分類整理

3. シラバス頻出度 × 優先度評価

分野項目出題頻度他分野への影響正答率優先度
テクノロジ系通信プロトコルの理解(ARP等)0%緊急
マネジメント系ITIL(問題管理)0%
ストラテジ系投資評価指標(ROI等)0%
テクノロジ系セキュリティ全般80%充分

まとめ

総合正答数正答率
24/30問80% 合格圏内!

弱点診断レポートと学習計画

重点分野1: 通信プロトコル理解(ARP/DHCP混同)

  • 根本原因: 各プロトコルの役割を表面的に捉えている
  • 学習プラン: 日次タスク目標Day1ARP / DHCP / DNSの比較表作成それぞれの用途を区別できるDay2通信フロー図の作成各プロトコルの役割を視覚化Day3過去問でプロトコル問題10問演習正答率90%以上に

重点分野2: ITILの理解(インシデント vs 問題管理)

  • 根本原因: 用語の機能的な区別が曖昧
  • 学習プラン: 日次タスク目標Day4ITIL用語のフラッシュカード作成意味と役割を瞬時に回答できるDay5シナリオベースの演習問題管理の適用場面を理解

重点分野3: IT投資評価指標の使い分け

  • 根本原因: ROI / 回収期間法の混同
  • 学習プラン: 日次タスク目標Day6投資評価指標の計算演習(5問)各指標の定義を明確にするDay7用語対応カードと事例練習問題文から判断できるように

予測合格率:

現在 80% → 対策完了後 90〜92%

改良版のAI診断プロンプトを活用することで、隙間時間に一問一答形式でテストが可能となります。さらに、指定問題数終了後には全体採点と弱点を判定でき、学習計画まで提案してくれます。

実践記録:2週間目のリアルレポート

現在の進捗
  • 学習時間:今週5時間、計11時間50分
  • 使用ツール:ChatGPT+Notion、参考書
  • AI診断テスト正答率:80%(目標90%)
  • AI合格率予想:80%(目標90%)

Day8~9:参考書×AIで理解の定着を強化

実施内容:勉強時間計70分

  • わからない語句、覚える必要のある語句をChatGPTへ記憶させる。CSVファイルとして出力することで、オリジナル単語帳を作成。
    • 通勤中の電車内30分
    • 隙間時間 20分
    • 寝る前の20分
クリックで見る 【プロンプト例】オリジナル単語帳

◆用語記録指示

itパスポートの勉強をしています。覚えるべき用語を入力していくので、簡単な説明をともに記憶してください。また、用語はストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系に分類してください。

◆用語データ出力指示

これまで記録した用語をcsvファイルで出力してください。

◆記録用語を使用したテスト指示

ITパスポートの用語を記録したscvファイルを追加します。この中の用語についてテスト作成してください。用語はストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系からバランスよく出題してください。

成果と気づき

参考書を使っての勉強時に覚えたい単語をChatGPTへ記憶させることで、覚える必要のある語句を参考書から探し回る時間を省略。さらに自分だけの単語帳としてCSVファイルで出力することで、CSVファイルを読み込ませ、いつでもテスト問題を作成できるように。

Day10~12:プロンプト改善で勉強効率がさらにUP

実施内容:勉強時間計80分

  • CSVファイルを読み込ませ、その中から一問一答形式でテスト問題を作成。
    • 出題形式で他の選択肢の中から正解を考えることで記憶の定着率が向上。
    • 紛らわしい選択肢や出題を経験することで、他の語句との混同を防止。
    • 選択肢も含めた回答により、1度に4つの語句を勉強できる

成果と気づき

覚えたい単語からテスト出題させることで、効率的にキーワードを記憶することができる。さらに、テスト形式で紛らわしい選択肢と比較しながら勉強することで一度に複数の語句を覚えることに成功!

Day13~14(休日):模擬試験で自信獲得!

実施内容:勉強時間計2時間30分

  • ChatGPTで模擬試験
  • 正答率:80% → 前回の50%強より大幅アップ!

成果と気づき

定期的な診断テストにより、「今の実力」が数値で見える安心感が得られました。

スコア推移とプロンプト改善の効果

日付ストラテジマネジメントテクノロジ合格率予想
初回50%50%8.3%5%以下
1週目後半54.5%50%54.5%20%以下
2週目終了91%75%73%80%以上

今後のステップ

2週目を終えた今、模試の結果とこれまでの学習ログを見て、ITパスポート試験を受けることを決意しました。早速、来週末で受験登録を完了しています

合格保証はありませんが、残り1週間も含めて「AIと歩んだ3週間」の積み上げを信じて、全力で挑みます!試験までの残り1週間は次のステップを予定しています。

✔ 本番を本番を想定した問題数と試験時間で本番想定演習を実施し、試験慣れする
⇒ ChatGPTで作成した過去問集を解いてみたい方はこちらの記事で紹介

✔ 時事問題プロンプト、法令対策プロンプトで、合格率をさらに高める
⇒ 時事問題プロンプト、法令対策プロンプトはこちらの記事で紹介

まとめ&次回更新予定日

参考書で試験範囲の全体像を把握しながら、覚えたい語句をChatGPTへ記憶させ、そこからテスト形式で勉強する方法は、記憶の定着率を高める効果的な勉強法であることを体感しました。ついに、ITパスポート試験を受けることを決意したので、残りの1週間も全力で勉強していきます!

次回は 2025年8月5日頃 に「3週間実践した学習記録と受験報告」を公開予定です。お楽しみに!

なお、管理人使用のITパスポート参考書はこちら。イラストも多く苦痛を感じることなく勉強できる参考書です。特にKindle版がおすすめ!スマホ1つで勉強できるので私も隙間時間にKindle版を読んでいます。

また、ChatGPTのプロンプトを自分でも改良したい方はこちらもおすすめします。生成AIの第一人者-深津貴之氏執筆、ChatGPTについて全てが書かれているといっても過言ではない書籍です。


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よくある質問(Q&A)

Q1. ChatGPTを使ってどんなことができましたか?

A.
ITパスポート試験の学習において、ChatGPTは以下のような用途で活躍しました。

  • 一問一答形式の問題出題と解説
  • 弱点分野の診断テスト
  • 用語の意味や背景をわかりやすく説明
  • 学習の振り返りや理解の確認
  • モチベーションの維持(進捗ログのフィードバック)

特にプロンプトを改良することで、効率や精度が格段に向上しました。

Q2. AIだけで勉強は完結できますか?

A.
正直に言うとAIだけでは不十分でした。ChatGPTは「答える力」や「サポート力」に長けていますが、試験範囲の全体像や細かなニュアンスまでは把握しづらい場面もあります。

そのため、参考書と組み合わせて使うのが最適だと実感しました。AIで理解しにくい部分は図解やまとめページで補うことで、バランス良く学べました。

Q3. プロンプト改善って具体的にどういうことですか?

A.
プロンプト改善とは、ChatGPTに対してより的確で目的に合った指示文を与えることです。たとえば以下のような改善を行いました:

  • ×「ITパスポートの問題出して」
     → ○「ITパスポートのテクノロジ系から10問、一問一答形式で出題して。選択肢はA〜Dで、解答後に正解と簡単な解説を表示して」
  • ×「間違えた問題をもう一度出して」
     → ○「過去に誤答した用語リストからランダムに5つ選んで出題して。毎回記録して」

このように、曖昧な指示から構造化された依頼に変えることで、ChatGPTの応答精度とスピードが大きく改善しました。

Q4. 社会人がスキマ時間だけで勉強するのは現実的ですか?

A.
はい、かなり現実的だと感じています。むしろ「スキマ時間だからこそ続けられる」という側面もあります。

1日30分以上の勉強時間を確保するのは難しくても、「5分×3回=15分」でも十分に積み上がります。AIを活用すれば、5分単位でテストや暗記の復習ができる環境が作れます。

Q5. どのタイミングで受験日を決めましたか?

A.
模擬試験で80%の正答率を出せた段階で、試験日を「来週」に決めました。

迷っていた原因は「まだ早いかもしれない…」という不安でしたが、ログとスコアの成長を可視化していたことで自信に変わり、踏み出せたと感じています。

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