ChatGPTプロジェクトの使い方と活用法完全ガイド|長期学習・資格取得に役立つ方法
皆さん、ChatGPTの新機能「プロジェクト(Projects)」をご存じでしょうか?
プロジェクトは、会話やファイルを一元管理し、長期的な文脈を維持しながらやり取りできる強力な機能です。従来のチャットでは、会話がセッション単位で完結してしまい、別チャットに情報を引き継ぐことはできませんでした。しかしプロジェクトを使えば、資格勉強や長期的な学習など、数週間〜数カ月単位で情報を蓄積しながら使い続けることが可能です。
この記事では、AI初心者〜中級者が今日から実践できるChatGPT プロジェクトの使い方と、資格取得における応用事例を詳しく解説します。
ChatGPTのプロジェクト機能とは?
プロジェクトとは、ChatGPT内でチャット・ファイル・カスタム指示などをまとめて保存できる機能です。チャットをファイルとすると、複数のファイルを一つにまとめる「フォルダ」のようなイメージです。
主な特徴としては以下のようなことが挙げられます。
- 長期的な文脈保持:同一プロジェクト内なら別チャットでも情報が引き継がれる
- ファイルや資料の一元管理(有料プラン):複数ファイルを横断して解析可能
- 用途ごとの整理:資格別、業務別にまとめることで情報管理がしやすい
ChatGPTプロジェクトの作り方(基本操作)
では、さっそくプロジェクトの作り方を4つのステップで説明します。
- 左メニューの「プロジェクト」タブをクリック
- 「新しいプロジェクトを作成」を選択
- 名前と説明を入力(例:「ITパスポート学習計画」)

- 左のプロジェクト①をクリックするとプロジェクトページが開く。既にプロジェクトに統合しているチャットは①のプロジェクトフォルダ内と中央②の部分に表示される。なお、プロジェクト名の左のフォルダアイコンをクリックすると、プロジェクトに統合されたチャット内容は非表示になりプロジェクト名のみ表示される。
- 新しいチャットを追加する場合は、左のチャットファイル⑥をプロジェクトにドラッグ、またはチャットの右に表示される…をクリック⇒プロジェクトに追加するを選択。または、プロジェクト画面から③新しくチャットを開始することも可能

- ④ファイルを追加するをクリック⇒ファイルの保存場所を指定、またはファイルをドラッグすることでアップロードが可能。参考書のPDF、過去問データ、スプレッドシートなどを追加できる
- アップロードしたファイル情報をChatGPTに直接参照・解析させることが可能
- ⑤指示の追加をクリック。指示を入力することでプロジェクト単位で回答スタイルや出力形式を固定
- 例:「解説は300文字以内」「用語は初心者向けに説明」など
※ただし、プロジェクト指示とチャットごとの一時的な指示が矛盾する場合は、チャット中の最新指示が優先されます。
このように、非常に簡単かつ直感的な操作で、プロジェクトを作成したり利用できます。
通常チャットとの違い
通常チャットとプロジェクトの最大の違いは「記憶の持続性と情報管理の効率」です。通常チャットとプロジェクトについての比較しました。
項目 | 通常チャット | プロジェクト |
---|---|---|
会話の文脈 | チャットごとに終了 | プロジェクト内全体で継続 |
別チャットの情報利用 | 不可 | 可能 |
ファイル共有 | 不可 | 有料なら可能 |
情報整理 | 不可(一覧のみ) | プロジェクト単位で分類 |
長期学習適性 | 低 | 高(数カ月単位で継続可) |
通常チャットでは、Aのチャットで用語を説明しても、Bのチャットではもう一度説明しなければなりません。
一方、プロジェクトでは、Aで覚えた用語をBでそのまま使えるため、勉強や業務の効率が格段に上がります。
また、プロジェクト機能は無料でも利用可能ですが、ファイル共有など一部は有料のみ利用できる機能となっています。
プロジェクト機能の無料プランと有料プランを比較について知りたい方は次の記事を読んでみてください!【準備中】
プロジェクト内での記憶共有の強み
プロジェクト機能には様々なメリットがありますが、最も重要なポイントは「記憶共有」です。特に、このプロジェクト機能は資格学習などにChatGPTの活用する際に、非常に有用です。
活用例
- チャットAで重要用語を登録
「ディファクトスタンダードとは〜」「SQLとは〜」などを覚えさせる - チャットBで「覚えている用語一覧を出して」と依頼
→ Aで記憶した用語をそのまま出力
これは、資格勉強で用語をChatGPTに記憶させる時によく使用します。1つのチャットでは、数多くの用語を記憶させていくと、どんどん動作が重くなってしまいます。プロジェクト機能を使えば、新しいチャットで用語を記憶し、最後にプロジェクト内の用語をまとめて出力することも可能です。
資格学習におけるメリット
プロジェクトは資格勉強と抜群の相性を誇ります。
- 用語集や公式定義を一度入力すれば、以後は別チャットから即呼び出し可能
- 分野ごとの記憶を保持できるため、科目ごとにチャットを分けても統一感を保てる
- AIが過去のやり取りを参照できるため、段階的な理解の深化が可能
実際に管理人はChatGPTを活用して資格取得を効率化しており、ITパスポートを18時間で合格した実績があります。資格取得にChatGPTを活用する方法について興味のある方は、次の記事を読んでみてください!


応用パターン
- 過去問と参考書PDFを読み込ませ、弱点分野を自動抽出(有料プラン推奨)
- 学習計画をプロジェクト内で管理し、日々進捗を更新
- 重要用語の暗記カードを作成・更新
(例:NotionやAnki形式のカードデータを生成) - 複数資格を同時進行で管理
→ 資格ごとにプロジェクトを分ければ混乱を防げる
Notionについての紹介記事も作成・拡充予定です。ご興味のある方は是非読んでみてください!(準備中)
プロジェクト機能のメリットと注意点
メリット
- 情報の集約による効率化:会話・資料・カスタム指示を一か所で管理
- 記憶共有による一貫性:別チャットでも同じ用語や定義を使える
- 資格学習のモチベ維持:進捗が可視化されやすい
- 複数テーマの並行管理:資格、業務、趣味などを分けられる
注意点
- 無料プランはファイル解析不可
→ 手入力が必要になる - 機密情報は取り扱い注意
→ 他チャットにも共有されるため - プロジェクト削除=全データ消失
→ 必要な情報はバックアップ推奨
まとめ
ChatGPTのプロジェクト機能を活用すれば、資格勉強は長期的かつ効率的に進められます。特に「記憶共有」や「ファイル横断解析」は、従来のチャットでは不可能だった強みです。
長期試験や複数資格の並行学習をしている方は、ぜひ導入してみてください。
次の記事では、このプロジェクト機能を無料プランと有料プランで比較し、学習効果の差を具体的に解説します。
- プラン別プロジェクト機能の比較を知りたい人はこちら ⇒プロジェクト機能無料vs有料比較(準備中)
- ChatGPTの無料版と有料版の違いが知りたい人はこちら ⇒ ChatGPT無料・有料プラン徹底比較
- ChatGPTの基本の使い方から知りたい方はこちら! ⇒ ChatGPT完全ガイド|登録から使い方まで
また、私がChatGPTの勉強に使用した参考書を紹介します。深津式プロンプトで有名なAIの第一人者、深津貴之氏の著書でChatGPTの全てが書かれた一冊です。
FAQ(よくある質問)
Q1. 無料プランでもプロジェクトは使えますか?
A. はい、無料プランでもプロジェクト作成と記憶共有は可能です。ただしファイル解析機能は使えません。
Q2. プロジェクトは何個まで作れますか?
A. 上限は明確には公開されていませんが、複数作成が可能です。資格ごと・テーマごとに分けて管理できます。
Q3. 別のプロジェクト間で情報を共有できますか?
A. いいえ、情報共有は同一プロジェクト内のみ可能です。プロジェクトを跨ぐ場合は改めて情報を入力してください。
Q4. ファイル容量の制限はありますか?
A. 有料プランでは容量制限がありますが、公式は随時更新しています。大容量ファイルは分割がおすすめです。
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